5月26日(木)、27日(金)、グランフロント大阪(ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター)にて、第40回日本口蓋裂学会大会がありました。

主幹は大阪大学歯学部第一口腔外科、大会長は古郷幹彦教授です。

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矯正歯科と関連のあるプラグラムを中心に参加しました。

シンポジウム1:第二期矯正治療の結果から治療管理システムを考察する ー片側性唇顎口蓋裂を対象として― 3講演

シンポジウム3:口蓋裂の言語評価 3講演

シンポジウム5:両側性唇顎口蓋裂患者に対する咬合治療 4講演

特別講演:骨系統疾患の診断と治療の最前線 (大阪大学大学院医学系研究科小児科学 大薗惠一教授)

特別講演:Cleft Palate Repar:Anatomy, Outcomes and Burden of Care(Felicity V Mehendale Royal Hospital for Sick Children Edinburgh)

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シンポジウム1で、北海道大学歯科矯正学講座准教授の佐藤先生は、第2期治療において矯正治療単独か手術を併用するかの選択では、患者さんの思いと術者の思いを十分に考慮しなければならない、と強調されていました。

またシンポジウム5の中の、東京大学医学部付属病院の岡安先生の講演では、両側性における治療困難となる要因を克服するための治療法についての解説がありました。東大の須佐美隆史准教授らのこれまでの研究、考察が反映された素晴らしい内容でした。

特別講演の大阪大学医学部教授の大園恵一先生は骨疾患の遺伝子レベルでの研究で世界的に有名な先生で、その講演を間近で拝聴できたことは大変幸運でした。