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第77回日本矯正歯科学会大会


平成30年10月30日から11月1日 みなとみらいにあるパシフィコ横浜にて開催された第77回日本矯正歯科学会大会に参加しました。

サテライトセミナー「口腔機能発達不全症」

臨床セミナー「埋伏歯の臨床の展開」「エッジワイズ法の未来」

教育講演「バイオ再生医療における細胞バンクの意義」

第7回日韓ジョイントミーティング「上下顎前突の治療を再考する」

臨床考察セッション「矯正歯科臨床とエビデンス」「II級早期治療のReview」

Special International Session「 World Trends in Orthodontics」

などの講演、シンポジウム、セミナーを拝聴しました。

特に、サテライトセミナーでの昭和大学の弘中教授の講演は、とてもわかりやすく楽しい講演でした。嚥下機能の獲得までの経過、重要性を改めて理解できました。

また、教育講演で講演された日本歯科大学の中原教授の研究は、歯科が再生医療に大きな役割を果たせる可能性を示唆するものでした。

臨床考察セッション「矯正歯科臨床とエビデンス」「II級早期治療のReview」は、徳島大学の田中教授が座長を務められ、多数の立ち見が出るほどの素晴らしいセッションでした。エビデンス、システマティックレビュー、診療ガイドラインの信頼性について考察することができました。

今回もe-Presentationを依頼され、オームコのブースにて著名な先生方のケースプレゼンテーションに加わりました。顔貌の改善も含めたクオリティーの高い非抜歯矯正治療について提示できればと思いました。

 

2018年明けましておめでとうございます

明けましておめでとういございます。

皆さま、お健やかに新年をお迎えのことと思います。

おかげさまで、てらだ矯正歯科は17年目の新年を迎えることができました。これまで支えてくださった方々に感謝します。

 

昨年は本当に多忙な毎日でした。患者さまの治療はもちろんですが、多くの学会、セミナーに参加し、講演も開催しました。歯科衛生士実習生の受け入れもありました。

今年は多くの人に矯正治療の素晴らしさを知ってもらい、またさらに学び、それらを患者さまの笑顔につなげていきたいと考えています。

どうかよろしくお願いいたします。

OAPから大阪城まで歩いてみました

3月19日、OAPから大川沿いに大阪城まで歩いてみました。

OAPには現代作家の彫刻が展示してある彫刻の小径というのがあり、目の保養が出来ました。

IMG_2865大川沿いの桜並木を南へ行きますと、右手に造幣局が見えてきます。桜の通り抜けの時期に、小学校の校外学習で訪れて以来です。出来立ての硬貨がキラキラしてとても綺麗だったのと、桜の通り抜けの素晴らしさに感激した記憶が残っています。

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今年の桜の通り抜けは、4月11日から17日。今年の花は「鬱金(うこん)」という桜だそうです。小学生の時以来の感動をまた味わってみたいですね。

大阪城へは大手門から入りました。多くの人がジョギングを楽しんでいました。お堀には大阪らしく金色の屋根の屋形船がありました。

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豊臣時代の大阪城は「三国無双の城」と讃えられる豪壮華麗なお城。大坂夏の陣で天守閣は消失し、江戸幕府による徳川大阪城は、豊臣大阪城の遺構を覆い隠すように築かれたそうです。昭和34年、59年に豊臣時代の本丸の石垣が地下に発見されてその存在が明らかになったそうです。

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梅林公園にも立ち寄りました。満開の時期は過ぎていましたが、まだまだ綺麗で種類が多くてびっくりしました。梅林ごしに見える大阪城はとても風情がありました。

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三日月と宵の明星が綺麗でした

1月2日、愛犬と散歩中、夕焼けが美しくなった頃、南西の方角にとても綺麗な三日月が見えました。

三日月のすぐ左下に一番星がひときわ輝いていました。なんていう星だろう?考えること30分。昔、理科で習っているはずですが、すっかり忘れていました。

宵の明星、金星です。

iPhonで撮ってみましたが、残念ながら小さすぎてブログに掲載できません。

金星は肉眼で観察できる時は-4等級、最も明るい時は-4.7等級だそうです。一番明るい恒星、シリウスが-1.5等級ですから、相当明るい。実際、びっくりするほど明るく綺麗でした。

その明るさ、美しさが、金星がローマ神話に登場する美の女神、ビーナスに例えられた所以です。

午後8時くらいには沈んでしまいましたが、ふと遭遇した三日月と金星の天体ショーに感動、自然から頂いたお年玉となりました。

2017年明けましておめでとうございます

明けましておめでとういございます。

皆さま、お健やかに新年をお迎えのことと思います。

おかげさまで、てらだ矯正歯科は16年目の新年を迎えることができました。皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

てらだ矯正歯科

さて、昨年2016年の世相を表す漢字一字は「金」でした。

昨年はリオ・オリンピックでの日本人選手の「金」メダルラッシュで、日本中が感動と興奮に包まれた年でした。そして4年後の東京オリンピックへの期待を込めた漢字として「金」が選ばれました。

一方で、昨年4月に起こった熊本地震に被災された方々は今も不安な日々を過ごされています。世界では紛争、テロなどが絶えない現況があります。そのような中でも少しでも明るく、前を向いて進みたい、という私たちの気持ちが「金」という漢字に込められているように思います。

皆さまは2017年はどんな年にしたいですか。

今年の干支は酉。漢書律暦志によれば、作物が収穫できる状態、果実が成熟した状態を表すそうです。これまでの努力が報われるような、成果が得られるような年となってほしいですね。

また、昨年参加した学会の記念イベントで、書家の金澤翔子さんが揮毫した書は「笑」。この書に込められた書家の強い気持ちのように、すべての人々が笑顔であるような年であってほしい。「笑」は身体の免疫力を上げて健康増進に役立ちます。「笑」は人を幸せな気持ちにしてくれます。「笑」う門には福来る、です。

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ところで、矯正治療は歯並び・かみ合わせを良くするだけでなく、自然に「笑」うことができるよう手助けもします。専門的に言うと、口腔の形態・機能の改善に社会心理面の改善が加わります。

そのような矯正治療は本当に素晴らしいものだと考えます。

今年も患者さまの「きれいな歯並び、良いかみ合わせ」そして「すばらしい笑顔」のために、本当に良い矯正治療を目指して努力してまいります。

 

第80回全国学校歯科保健研究大会

11月16日(水)、東京の文京シビックホールにて開催された第80回全国学校歯科保健研究大会に豊中市学校歯科医会理事として参加しました。

今回の大会のテーマは、「生き抜く力」をはぐくむ歯・口の健康づくりの展開を目指して

全国の小中学校、高等学校での研究、取り組みについて多くの発表がありました。

また優良校として、豊中では泉丘小学校が奨励賞を受賞しました。

日本での学校歯科保健は、学校教育の中で、生徒さんの口腔管理・育成に取り組むという、欧米にない素晴らしい制度です。私たち学校歯科医もその一端を担い、尽力しています。

大会記念イベントでは、書家の金澤翔子さんの揮毫を見ることができました。

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ダイナミックに描かれた書は、「笑」笑み。すべての人々が笑顔であってほしいと強く願う気持ちの込もった素晴らしい書です。

記念講演では、ジャーナリストの池上彰さんの「国際社会で生き抜く力」と題した講演。

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世界情勢について、特に氏が取材されたアメリカ大統領選の状況やアメリカ次期大統領がトランプさんになることによって世界がどう変わるか、についてとてもわかりやすい解説が聞けました。

第75回日本矯正歯科学会大会

11月7日(月)〜11月9日(水)、徳島市のアクティとくしま、徳島文理大学むらさきホールにて開催された第75回日本矯正歯科学会大会に参加しました。

大会長は、私が大阪大学歯学部矯正歯科勤務時代に大変お世話になった、徳島大学歯学部矯正歯科教授の田中英二先生です。

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先天性多数歯欠如症例に関する研究、矯正治療ついての講演

マルチブラケットシステム治療の効率性と安定性についての講演

矯正治療用アンカースクリューを用いた治療後の長期安定性についての講演

などの講演や、特別講演、シンポジウムを拝聴しました。

矯正治療用アンカースクリューに関する講演では、日本大学歯学部矯正科の本吉充准教授、広島大学歯学部矯正歯科の加来真人准教授、徳島大学歯学部矯正歯科の渡邉佳一郎助教、愛知学院大学歯学部矯正歯科の宮島健教授らが、アンカースクリューを用いた矯正治療の限界、予後について研究データに基づいた知見を示してくれました。

特に、広島大学准教授の加来先生が示された、アンカースクリューの持つ特性からくるオーバートリートメントへの注意や歯髄壊死後のトランジェントアピカルブレイクダウンの実例は興味深い内容でした。

トランジェントアピカルブレイクダウンについては、私の場合、矯正治療中の患者さまが学校で外傷を受けて歯髄壊死に至ったのですが、紹介先の先生と連携を組めたおかげで経過観察中に生活歯に戻ったという経験があります。

写真は、ガミースマイルに対する矯正治療で有名な愛知学院大学教授の宮島先生に、咬合平面の再構築について質問をした時に撮っていただいたものです。

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特別講演では、2014年ノーベル物理学賞受賞の中村修二先生(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授)による「高効率青色LEDの発明と将来の固体発光光源」と題する講演。

中村先生が青色LEDを研究するきっかけやLEDの仕組み、ノーベル物理学賞を受賞するまでの苦難など興味深い内容でした。また、報道では伝えられなかった隠れた真実を披露されました。

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シンポジウムでは、「女性の社会進出ー医療現場で働く女性へのメッセージ」という内容で、のむら矯正歯科の野村泰江先生らのとてもパワフルな講演、パネリストして参加された女優の水野真紀さんのご自身の矯正治療体験談も聞けました。

野村先生は東京都狛江市でご開業で、女性の矯正歯科医のパイオニア、日本矯正臨床歯科医会でもご活躍の先生です。開業当時のご苦労や矯正歯科医院の経営的なお話もあり、女性のみならずすべての矯正医へのエールと受けとめる内容でした。

水野真紀さんは当時を振り返り、治療中大変だったが矯正治療を受けて本当に良かった、矯正治療を勧めてくれた親御さんへ感謝、矯正治療の素晴らしさを熱弁されていました。

第68回近畿北陸歯科医学会大会

10月9日(日)グランキューブ大阪(大阪国際会議場)にて開催された第68回近畿北陸歯科医学会大会に参加しました。

午前中の講演は、「ペリドントロジーToday 歯周病の長期管理ー臨床的アプローチ」がテーマ。

最新の歯周病に関する研究、臨床について、講演とシンポジウムを交えるという斬新なものでした。

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演者はイエテボリ大学歯学部歯周病科のトード・ベルグルンド教授、大阪大学歯学部予防歯科の天野敦雄教授、大阪歯科大学歯周病科の梅田誠教授、日本歯科医学会の住友雅人会長。

特にベルグルンド先生と天野先生の対談では興味深い質疑応答が聞くことができました。

午後は特別講演、世界的に有名なトード・ベルグルンド教授の「インプラント歯周炎ーその診断・罹患率・リスクファクター・治療ー」

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イエテボリ・スタディーに基づいた多くの知見が披露され、とても内容の濃い素晴らしい講演でした。4時間近くもあったのに、ジョークを交えた分かりやすい解説、ボリュームを感じさせない洗練されたスライドなどのおかけで、睡魔に襲われることなく楽しく拝聴できました。

最新の歯周病学の本質に触れることができ、本当に参加してよかったと思います。

第58回近畿東海矯正歯科学会

7月17日、大阪大学吹田キャンパスコンベンションセンターにて開催の近畿東海矯正歯科学会に参加しました。

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大阪大学吹田キャンパスは緑豊かな環境にあり、歯学部、医学部、薬学部、工学部、人間科学部があります。ここ十数年の間にコンベンションセンターや研究センターなどが整備され、私が歯学部に勤務していた頃とは見違えるほど、素晴らしい施設が整っています。

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特別講演では、慶北大学歯科矯正科、Hee-Moon Kyung教授の「What has changed and what needs to be changed using microimplants?」を拝聴しました。歯を抜いて矯正治療を行う場合、臼歯でのアンカー(固定)をいかに考慮しなければならないか、ということがテーマの講演です。

歯学部附属病院の矯正歯科がリニューアルしたということで、昼休みに見学させてもらいました。私が勤務していた頃はチェアが13台だったのが、今回の改装で16台になったそうです。

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受付で懐かしいものを発見しました。これはカルテを運ぶエアシューターです。勤務し始めた時からあったのですが、今でも現役らしいです。

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歯学部附属病院の玄関には、シンボルの歯ブラシ時計があります。なかなかユニークなオブジェですね。

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日本臨床矯正歯科医会例会

6月8日(水)9日(木)、東京ベルサール飯田橋ファーストにて開催された日本臨床矯正歯科医会例会に参加しました。

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日本矯正歯科学会大会は各大学歯学部の矯正歯科講座の運営となっているため、研究実績のプレゼンテーションがメインであるのに対して、日本臨床矯正歯科医会のメンバーは開業している矯正歯科専門医ばかりなので、より臨床に即した内容の大会となっています。

今回のメインプログラムはドクター&スタッフ合同プログラム。大変有名な東京医科歯科大学臨床教授の内山茂先生とみらいクリニックの今井一彰先生の講演です。

内山茂先生の講演は「日常留意すべき炎症と力のコントロール」

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前半の炎症のコントロールでは、歯肉縁上のプラークコントロールの重要性、そのためのプロッフェショナルケアの方法、歯肉縁下へのアプローチという内容。矯正歯科においても取り入れることができる予防、歯周治療についての示唆に富むお話でした。後半の力のコントロールでは、オーバーロード症候群、トゥースウエア、セメント質剥離などについての丁寧なご解説でした。それぞれに的確なエビデンスを示され、また講演のスライドはとても素晴らしく高いセンスを感じました。

内山先生は、東京の町田市でご開業の船木先生とご同級とのこと。講演冒頭では大学でのエピソードや船木先生の話題で盛り上がりました。

今井一彰先生の講演は「口呼吸が体に与える弊害について」

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ご存じ、「あいうべ体操」の今井先生です。

先生の発想は、薬を使わないで病気を治すこと。麻酔医から漢方医となり、多くのアレルギー患者さんを診ることで、口呼吸から生じる口腔疾患が様々な病気を引き起こしていることに気づかれたそうです。そして誰にでも簡単に鼻呼吸を習慣づけようと「あいうべ体操」を発案されました。さらに口呼吸の弊害について、引き起こる疾患やメカニクスについての分かりやすい説明がありました。先生のオフィスでは、自己免疫疾患の患者さんで9割の方が鼻呼吸の獲得だけで治癒に向かうとのことです。

口呼吸は舌や口腔周囲筋など口腔機能と深く関わっています。先生のお話は、歯科医、特に矯正歯科医へのエールでもありました。当院ではこれまでも、口腔機能の改善という大きなテーマに取り組みながら矯正治療を行ってきましたので、とても大きな励みになりました。

 

 

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当院では十分な感染対策を行って皆さまのご来院をお待ちしています。どうかご安心してご来院ください。

 

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